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友人のご主人と:5

小雪が舞う中での走り初めと初詣が終わり、その日の夕方、私は手作りの料理を手提げ袋に入れ、電車で細田家に向かいました。5時過ぎには着いたのですが、すでにダイニングキッチンのテーブルに、由紀子さんが準備してくれた料理が並んでいました。そして、走り初めに参加した4人がテーブルにつき、新年の食事会が始まりました。

ビールや日本酒などを飲み、由紀子さんの手料理をいただきながら、去年参加した大会のこととか、今日の走り初めのこととか、優さんの会社での失敗談とか4人で話しながら過ぎていく時間は和やかで、細田さんのことを特別意識する必要もありませんでした。

それは、2時間位過ぎた頃でした。
「あら、ビール終わっちゃったわね。静江さん、まだ飲めるでしょ?
私も飲みたいから買って来るわね。
優さん車運転してくれる?お酒飲んでいないからいいでしょ。」
由紀子さんが、申し訳なさそうに言いました。

「ええ、いいですよ。アルコールがだめな男が一人いると何かと便利でしょ。
じゃ、行きましょうか。」

「あっ、それとアイスクリームも買って来るわね。」
由紀子さんの声が玄関から聞こえて来ました。そして、2人は出掛けて行きました。

2人だけの気まずい雰囲気の中で口を開いたのは細田さんでした。
「静江さんとこんなに早くまた会えるなんて思っていませんでしたよ。」
「実は私、お断りしようと思っていたんですよ。でも由紀子さんからの誘いだったので、断りにくくて。」
「まあ、そんなことだろうと思っていました。でも、あの時のことは、あれとして今晩は楽しくやりましょうよ。」
「そうですね。あの時のことはあれですもんね。」

20分位経ったでしょうか。
「ビール、まだ届きませんね。そろそろ戻ると思うけれど、それまでリビングでウイスキーでも飲みませんか?」
私のグラスが空いているのを見て、細田さんが聞いてくれました。
私はアルコールに強いほうではなく、すでにビールでほろ酔い気分でしたので、薄めの水割りを作っていただくことにしました。
そして私は、キッチンのテーブルからリビングのソファーに移りました。

「どうぞ、飲んでみて。濃かったら薄めますから。」
私は、細田さんが作ってくれた水割りを一口飲んでグラスをテーブルに戻しました。

「どうですか?」
背中越しに細田さんの声がしました。
私は振り返り答えようとしたのですが、再び細田さんが問いかけました。

「じゃ、これはどうですか?」
その直後に細田さんの手が私のブラウスの襟元から入り込んで来ました。そしてブラジャーの上部を通り抜け直接乳房を捕えたのです。

「アッ、だめっ・・・」
私は、ソファーから体を離しながら細田さんの腕を掴み、その行為を拒もうとしたのですが、吸盤のように乳房を覆い、なまめがしく動く手は離れようとしませんでした。

さらに私は、背後から強く抱きしめられ、そして細田さんの舌が私のうなじを這うように動きます。
たった一度だけとはいえ、男女の関係になった細田さんとの過ちをリセットすることは出来ないのでしょうか。

しだいに私の拒もうとする気持ちが薄れていきました。
そして、細田さんが私の唇を求めてきます。私は、それを拒絶することなく受け入れたのでした。

こんなことしちゃだめ!!
心の中のもう一人の私が忠告します。

しかし、どろどろとした欲望の渦にのみ込まれようとしている自分を引きとめることができませんでした。
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