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友人のご主人と:4

年末の仕事納めの日、忙しい毎日から解放され、のんびりと一年を振り返りながら家で夕食をとっていると、由紀子さんから電話がありました。

「静江さん、今年はいろいろありがとう。年末年始はまた実家で過ごすの?」
「うん、そうよ。子供達も一緒にね。」
「ところで、初詣はどうするの?」
「そうね、毎年、実家の近くの神社に行っているから、そうするつもりだけれど。」
「あのね、私、走り初めを計画しているんだけれど一緒に行かない?
清善寺だったら運動公園から片道5キロ位だから適度な距離だと思うの。それとその日の夜、私の家で新年会でもやろうと思っているんだけれど。」

「由紀子さんとご主人と私の3人で?」
私は思わず聞いてしまいました。

「もう一人、優さんていう主人の会社の人も誘おうと思っているの。その人、私と同い年でたまに家に泊まったりして親しくしているのよ。
それに、私が熱を出して大会に参加できなかった日に、わざわざ食べる物を届けてくれたのよ。いい人でしょ。」
と由紀子さんは答えました。

私としては、由紀子さんには決して知られてはならないご主人との関係のこともあり、参加する選択肢など考えられなかったのですが、私が断ることなど想定していない由紀子さんの楽しそうな話を聞いているうちに断る雰囲気ではなくなり、結局、走り初めと夜の新年会に参加することになったのです。

そして、年始休み明けの土曜日。
朝、9時に集合場所の運動公園の駐車場に行くと、見覚えのあるミニバンがすでに駐っていて、細田家の2人と1人の男性が車内で待っていました。
その男性が、優さんという細田さんの同僚の人でした。

私は、その日の朝になっても気が進まず、鬱々とした気持ちで家を出たのですが、穏やかな雰囲気の優さんがいてくれましたので、少しは和やかな気持ちになれたのです。
それに優さんは、私と同じバツ1の独身だという共通点もありましたので、主に優さんと会話を交わすようにし、細田さんとは適度な距離間を保つように意識していました。

細田さんは、そんな2人を見てどう思っていたのでしょう。由紀子さんから見てもその日の私が普段通りに見えたのか私には分かりません。

小雪が少し舞う中の往復10キロの走り初めと初詣がそこそこ楽しく無事に終わり、運動公園に戻って来たのは10時半頃でした。
優さんは、細田家にそのまま行きましたが、私は新年会用の料理を少しは持参したいと思っていましたので、家に帰り、夕方の5時頃に細田家に行くことにしました。



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